体育会系のつらさ
私は体育会系のクラブや部活に所属したことがない。万年インドア派。
スポコンのノリを見ると、元気だなーとのんきに思ってしまうタイプだった。
彼らは上司のうけがよいので、社会でもすいすい元気に泳いでいて、すごいなーと思ってみていた。
そんな中、20代でうつになる体育会系出身者もいる。信販業の人事課長はこう語る。
「もちろん体育会系に限りませんが、体育会系の社員は突然うつが発症するのです。おそらく上下関係の厳しさを刷り込まれていて、たとえつらくても飲み込んでしまうクセがあるので、会社に入っても同じように飲み込んでしまう。周囲は気づきようがないので、突然バタッと倒れてしまう。どうも体育会系出身者の耐久性が落ちているように感じる」
「体育会系の社員は突然欝が発症する」といえるレベルで鬱病を社内で見てきたのであれば、それは社員のせいじゃなくて会社のせいではないか?
「体育会系は突然・・・」と体育会系ではない人たちと比較しているので、体育会系でなくても欝を発病しているということだよね。
鬱病になるレベルの耐久性ってなんだ?どれだけ残業させてるのだろうか。
自己管理は社会人の基本とは言うけれど、あまり続くようなら会社の体制が変なのかもしれない、と組織のことを疑ってもいいんじゃないだろうか。