専業主夫とヒモと男性差別
ヒモザイルでおこなわれようとしていることは、漫画の中で書かれているとおり
「金ない仕事ないもてない彼女いないでも夢はある クソメン」と「お金はあるけど彼氏はいない働く女子」とのマッチングだ。
男女逆転させてみると、
「お金はあるけど彼女はいない働く男子」と「お金ない仕事ない彼氏いないけど夢はある女性」とのマッチングになる。
これは、「結婚適齢期だけど相手がいない男性」と「家事手伝いあるいは腰掛けOL」をお見合いさせよう、というマッチング、つまり一昔前のお見合いにそっくりになる。
正直に言うと、誰かを誰かをくっつけようとするマッチングや、もてる方法や結婚する方法を教えること自体は、相手が嫌がっていなければなんら悪いことではないと思っている。
結婚相談所や街コン、お見合いおばさんは現代にもあり、多くの人々が利用している。
ヒモザイルで問題だと思うことは、セクハラ・パワハラの恐れ、それはヒモなのか問題、結婚話を勝手に進める下世話さ、だと思っている。
まず、アシスタントは職場の人々であり、場合によってはセクハラ・パワハラ*1になりうる。
ここで言われている"ヒモザイル”たちは、家事育児をし、余った時間で漫画を描くことが想定されている。これはヒモなんだろうか?家事育児は、ある種の"仕事"だ。これはヒモとは言わないだろう、専業主夫だろう。*2
男女逆転させると、専業主婦だ。専業主婦はヒモだろうか?彼女らは家事、子育て、人付き合いをになっている。彼女らをヒモといっていいのか?
無理だと思う本
あとは、具体的な人物を想定して勝手に結婚の話をするのは、他者に介入しすぎなのではないか、と思う。
結婚はとてもセンシティブな問題なので、友人にこんなことをされたら私はいやだ。
個人的にとても不快。ちょっと距離を置いたほうがいい人フォルダにいれてしまうだろう。