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頼んでもないのにされるアドバイスは、ただの押し付けなので、聞かなくていいと思った話

頼んでもないのにされるアドバイスは、ただの押し付けなので聞かなくていいと思った話。
 
私がまだ大学院生だった頃、20以上年上の女性からアドバイスをもらうことが時々あった*1。知り合って日が浅い相手との雑談中に、突然将来はどうするのと聞かれて、一方的にアドバイスされるのである。そして残念なことに求めてもいないアドバイスは、ほぼすべてまったく役に立たないものだった。
 
今になって振り返るとそれらのアドバイスにはパターンがあった。
 
1. 資格を取れ、手に職を持て
独身で仕事をしている女性からは、何かしらの資格取得・手に職を勧められることが多かった。確かに公認会計士、看護師、薬剤師、医療事務などなど、持っていれば安泰と言える資格はいくつかある。出産・育児によるブランクが予想される女性の場合、誰でも一度は資格取得を検討したことがあるのではないだろうか。
確かに資格を取るのは決して悪くないのだが、この場合の問題は彼女らの資格に関する知識がお粗末だということだ。彼女らは私の専攻していた分野に関しては門外漢で、誰でも知っている資格しか知らない。そのため、私がとっくの昔に検討または取得した資格しかお勧めされず、役に立たない資格を勧められることもしばしばだった。取得の難しさと賃金は相関しておらず、いわゆる難関資格ですらそれをとるだけでは食べていけない人も少なくないのだが、そのレベルの事実ですら知らない人が多かった。今の時代、弁護士や公認会計士のような難関資格ですら、供給過剰で就職が難しいという局面を迎えている*2ことなど、ちょっと調べればわかることだが、彼女らは平気でそういう資格をお勧めしてくるので始末に終えない。
 
資格取得そのものは決して悪い選択肢ではないが、明らかに知識がないのに、それに気がつかず年下の人間にアドバイスしようとする人には注意したほうがいい。なぜかというと、彼女らは年齢が高い自分のほうが無条件にえらいと思っているからだ。もちろん年をとっている人は経験があるので優れている面もあるが、最新の知識や動向に関しては若い人のほうが良く知っていることもある*3
この手の知識がないのにやみくもにアドバイスをする人たちは、若い人たちが将来についてそれなりに考えていて、情報収集をした上でその人なりのビジョンを持っているということに考えが至っていない。言い換えると、そういう人たちは若いころにそういうことをしっかりと考えたことがないし今でもあまり考えていないので、目の前にいる若い人が何かしら考えているとは思わない。そんなわけで、自分のことすらできていない人のアドバイスは、あまりまじめに聞かないほうがいい。
 
2. 結婚して子供を持て
子供がいる人や結婚している人からは、結婚したほうが良いとか結婚するなら早いほうがなどのアドバイスをもらうことが多かった。いろいろなパターンがあったが、恋人がいるのかどうかから始まり、何歳で子供を産むためには何歳ごろに結婚して・・・、と人の人生計画に口を出すデリカシーのない人もいた。一昔前ならいざ知らず、今では恋人の有無、結婚や出産の意思・タイミングは、デリケートな話題であると言う認識が広まりつつあるにもかかわらず、そういうことに当然のように口出しをする人々は、ほかの事でもデリカシーのないことを言ったりやったりする可能性が高い。そんなわけで、 こちらもあまりまじめに聞かなくていい*4
 
いまどきの女性は、結婚・出産についてさまざまな局面で考えさせられるので、そんなことは当の昔に考えており、知りたいことがあれば直接聞く。デリケートな話題だと理解せずに口出しする人は目に見える地雷といってもいいだろう。
 
まとめると、どちらのタイプも(大学院に行っている高学歴な人だけど、社会人経験がない未熟な)若い子にアドバイスする私!みたいなものをたのしんでいるだけなので、まじめに相手をすると損をする*5。この手のタイプは、自己の客観視ができていない人が多いので、まともに関わっていると疲れるだけだ。

*1:なぜか女性ばかりだった

*2:会計士のほうはだんだん人不足になりつつあるようですが・・・

*3:年上の人のほうが知識の総量は多いが、若くても特定の分野に関する知識は深いというのは珍しくない

*4:個人的には、1のアドバイスをする人よりたちが悪いので、縁を切りたいタイプの人である

*5:相手がまともな考えを持っているかどうかは度外視されており、ひどいときは完全な善意でやっている