でもミニマリストは嫌いではない。むしろ好き

前回の続きのような記事です。

ミニマリストはの考えはむしろ好きだったりする。

 

今はレンタルサービスも発達しているし何でもかんでも所有する必要は必ずしもなくなっているように感じている。再購入も容易な時代なので不必要なものは減らす、と言う考え方は理にかなっていると思う。レンタルスペースサービスを考えると、何でもかんでも所有することには"保管料"のような見えない費用を払っていることが良くわかる。また、所有していることで手入れをしなければいけないものも多く、所有している必要はないと感じることが多い。

たとえば、結婚式に着るような一年に数度着るか着ないかと言ったドレスはレンタルのほうが便利だ。招待客が同じ式で毎回同じドレスを着ているのもなんだし、年に数度着るだけのものに何万円も払うのは少しもったいない。また、自動車も、車必須の地域に住んでいるのでなければ、利用目的・回数によってはレンタルサービスのほうがいいだろう。都会だと駐車場を確保する必要があるが、その費用も馬鹿にならないことがある。

世のブログを書いているミニマリストほどではなくても、私もそこそこ物を捨てたりレンタルサービスを利用している。

 

一昔前の片付けの流行は、"物が増えすぎてすっきり収まらない→物を収納する場所を確保"、と言う形だった。それが、そもそも物が多すぎる!いらないものを捨てよということで、断捨離が流行った。日本の住宅事情を考えると自然な流れだと感じる。

その中でも、自分が管理できる物の数は限られているからいらないものを捨てて管理できないものを減らそう、そして所有物をできる限り減らそうと言う動きがミニマリズムなのかな、と思っている。

 

確かに物が減ると、自分が所有しているものの位置がすぐわかり、部屋も散らからず、良いことがとても多い。所有物の手入れもそれほどいやにならず、とても暮らしやすくなった。ちょっと物を減らしただけでもそれなりの効果がある断捨離は、割と人にすすめたくなるのも良くわかる。

 

ただ、何をどこまで所有するか、自分のものをどう扱うかは、その人の物の考え方が如実に出てくる部分なので、困っていない人に対してアドバイスしても効果はでない。結婚したいと思っていない人に結婚したほうがいいといっても、あまり効果がないようなものだ。お金に困っていない人に投資を勧めるようなものでもある。

そういうわけで、私は他人にはミニマリストを勧めていない。良かったことは言うけれど、強く勧める気にはならない。

 

将来共有スペースが相手のものであふれたとき、私はどうするのだろうか。たぶん、レンタルスペースを借りて代金を相手の貯金から捻出するよう要請するのだろう。相手の考えをかえるのは大変なので、折衷案を提案するしかないと思う。

 

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