専門家に聞くのが一番楽でした

私はゴリラに似ている。

そのことに気がついたのは、パフスリーブで胸元に大きなリボンがついたワンピースを着たときだった。

 

しばし考えて、筋肉質で肩幅が広くて首が短いので、パフスリーブや大きなリボンがついた服を着ると肩を怒らせたゴリラのように見えるという事実に気がついた。

 

それからは似合わない服を慎重に避けるようになった。ゴリラとばれてはたまらないからだ。

ごついネックレスやチュニックのような服もフリルの服も駄目だった。

何が自分に似合うのか良くわからず、服を買うときは必ず試着するようになった。そんなわけで私にとってファッションは鬼門だった。

 

あるとき骨格診断とカラー診断というものを試し、自分に何が似合うか専門家に判断してもらった。

どちらも大丸で3000円ぐらいである

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するとストレートタイプであることがわかり、それまでほとんど着たことのなかったVネックやシャツのボタンをあけたり胸の辺りが開いた服が似合うらしいということがわかった。

 

実際試してみるとずいぶん見栄えが良くなった。

働くときのスーツスタイルはぴったり合い、ファッションで以前のように困ることはなくなった。

よくわからないときは専門家に聞くのが一番楽だと思った。