議論に向かないtwitterと140文字

ツイッターでのもろもろやり取りを見ていたけれど、いろんなことがどちらもうまく通じていなくて、twitterがあまりに議論に向いていないことがよくわかった。

 

妨害は駄目、としているツイートがごんごんごんごん燃えている

私もこれは燃えておかしくないと思った。

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このツイートだとこの人の言う具体的な妨害の内容がわからない上に、好き嫌いと規制の垣根もわからないし、公平と言う言葉もあいまいだ。ブログや記事、エッセイだと、何を妨害と指しているのか、公平とは何か、の解説が普通は続くのだが、ツイッターはそうでもない。140文字で終わってしまうので、それが書けないのだ。

私はこれを読んで最初、絵とはすみとしこさんを非難する人たちの意見を"妨害"と捕らえているのかと思った。絵のメッセージが人種差別であることは明らかで、その点が避難されていることは当たり前と言えば当たり前だと思い、なんだこれ?と思った。

 

確認すると、ろくでなし子さんの一つ前のツイートはこう書かれていた。

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この二つのツイートから考えると、はすみとしこさんの絵は差別的で問題だと思っているけれど、それを支持している人の個人情報をさらすのは問題(妨害)と考えていると言うことだと思われる。

 

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ここのツイートでも、罰が何なのかこのツイートだけではわからない。罰にもいろいろある。たとえば、職場における差別的な発言は民事裁判で訴えられたら慰謝料を取られる可能性があり、公共の場における差別的な落書きは、何らかの罰(迷惑防止条例かな?)が与えられる。これらに対しても、彼女が暴力ととらえているか良くわからない。

 

おそらく彼女が言っているのは、個人情報を集めてさらすなってことだけなんだけど、それがまったく通じていない。

とくにはてブでは、前後のツイートを確認できないので、燃えてしまうことが多い。つまり、twitterとはてぶは相性が悪い。そしてそもそもtwitterは難しい問題を語るのに向いていないのだと思う。