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恋人の賢さを気にしますか?

恋人の賢さを気にしますか?

私は気にします。

 

簡単な計算ができないと困るし、あんまり簡単に詐欺に引っかかると困るし、話し合いができなくても困る。

飛びぬけて賢い必要はないと思うし、自分よりも賢い必要もないと思う。私は脳みそと結婚するわけではないからだ。頼りがいがある人である必要はなく、最低ラインをクリアしていればそれでいいと思う。

 

でも、世の中の男性は自分より賢い女性を敬遠するらしい。

できる女は嫌われる、という言葉もある。

jp.wsj.com

 

個人的には、相手の頭がいいほうが、いいことはあっても悪いことはないんじゃないかと思う。自分のほうが頭がいいことをひけらかしたりそれを理由にして他人をいじめるような人は、性格が悪いだけで賢いことはあまり関係がない。ただ性格が悪いだけだ。賢い人は困ったときにちゃんと話し合いができるし、自分では思いもつかないようなことを考えたり教えてくれるかもしれないし、とても頼りになるパートナーだと思う。

でも人気がないらしい。不思議だ。

 

変なこというけど、頭がいい女性のほうが人気がないんだったら、ほかの条件が同じだけど頭が悪い人より競争率が低くわけだから、よりいい女性と仲良くなれそうだなあと思う。頭のいい人って、なんだかんだいって話してると楽しい。

そういう人がもし自分の味方をしてくれたら、私はうれしい。

 

記事の中の最初の実験では、自分より成績がいいまたは悪い女性を恋愛対象として考えさせると、

「男性たちは自分よりも高い知性を持っている女性の方に好感度を示し、大きな関心を持った」 

ところが、次の実験で自分より頭がいい女性に実際に会うことになったとき、

自分よりも頭がいい女性に実際に会うという状況に直面した男性は、そうでない女性と会う場合に比べ、「より距離を置き、あまり魅力的ではないと評価し、連絡先の交換やデートの計画にはあまり意欲を示さない」ことが分かった。 

 何でこんなことがおこるのか。魅力的な相手に会うチャンスをもらったのにふいにするなんてもったいないではないですか。

 

記事の中では、いくつかの可能性が指摘されている

  • 男らしさが減衰する不安
  • 質の高い女性から拒絶されることへの恐れ
  • 自分の自尊心が問題

などだ。無論ほかにも可能性はある。

頭のいい女は怖いあるいは気が強いとか、マイナスイメージとセットになっているのかもしれない。あるいは頭の悪い女性相手なら、自分が相手をコントロールできると思っているのかもしれない。

 

記事で指摘されている一つ目は、"男らしさ"がなくなるから、だそうだ。たぶん「男性は女性を守り導くもの」とか、「男は賢い、強い」とか、そういうイメージから外れてしまうということなのだろう。ジェンダーロールから外れる、といえばいいんだろうか。

でも、最初の実験では頭がいい人は好意的な反応を得ていたので、この結論は少し違う気がしている。男らしさの問題であれば、最初の実験で考えた時点でもそれほど好意的な反応は得られないはずだ。

 

二つ目は、拒絶、あるいは失敗が怖いということだ。自分よりも頭がいい人と付き合いたいという女性は存在するし、わからなくはないけれど、あなたの頭のほうが悪いからといって女性があなたを振るとは限らない。

賢い人は魅力的だと感じ実際に会うことを提示され、魅力的な人に振られたらつらいと考える。魅力的な人相手だったら振られる確率のほうが高そうだからあまり気にしなくてもいいとは思うけど、気持ちはわかる。

 

三つ目は、自分の捉え方の問題だと述べている。二つ目の拒絶への恐れに共通するものがあると思う。

心理学者のエリザベス・ロンバルド氏は、まず「誰にでも多くの取り柄があることを覚えておくこと」だと話す。「知性も含め、彼女の長所を評価することに集中し、自分と彼女を比較することをやめる」。さらに、「これは彼女が賢いという事実が問題なのではなく、自分の自尊心が問題なのだと気付くこと」だという。

これは大きな問題ではないだろうか。もしも男性本人に自信があれば、頭が女性よりも悪かったとしても別の何かで好意を持ってもらうことは十分に可能だと思えるはずだからだ。少なくとも、魅力的な相手と一回会ってみたり連絡先を交換して見るぐらいのことは、挑戦すべきことだろう。

人間が二人いれば、能力差がいろいろなところに見られて当たり前だ。それは容姿かもしれないし、賢さや器用さ、身体能力かもしれない。たいていの人間は何かが得意で何かが不得意だ。賢さはひとつのバロメーターに過ぎないのに、それだけを理由としてチャンスをふいにするなんてもったいない。

 

さらに、そういう男性はほかのところでもチャンスを不意にしているのではないだろうか。だとしたら、とても損をしている。

 

そんな人たちに対してローラ・パーク教授はこんなアドバイスをしている。

女性の知性に脅かされている男性は自分の能力を向上させたいと望んでいるかもしれない。もしくは、「あなたにとって重要な自己概念の他の領域に集中しなさい」と男性にアドバイスする。ロンバルド氏もこう同調する。「自分の価値観や長所、他人への貢献度などに集中することで自尊心を高めるための行動を起こしなさい」

このアドバイスはとてもいいアドバイスだと思う。

要するに自分のいいところに目を向けなさいということだ。自分に自信があれば、挑戦そのものには気後れせずに済む。