長時間労働者の元友人としての感想
最近、長時間残業の影響を報告されている方が多い。
読んでいて胃が痛くなるが、たいていの方が体調不良、精神的な問題、効率性について指摘している。
stargazer-myoue.hatenablog.com
私は幸運なことにそこまで残業続きになったことはないが、元友人が就職してそういう環境になり、そのときに思ったことを今回は書く。要するに、接した人間からの感想だ。
月何時間残業していたかは不明だが、忙しいときは毎日終電後にタクシー帰りが当たり前、締め切り前日は徹夜とのこと。
1, 金銭的に豊かになり、見た目もグレードアップ。
山手線内側の家賃が高い地域の非常に良い部屋に住んでいた。持ち物なども高くなり、高級レストランにも躊躇せず行くようになっていた。
ただ、土曜のお昼だけは昼まで寝ているそうで会えなかった。
2. 判断力が明らかに低下
計算があわないなどケアレスミスが頻発。
以前は支払い額の計算は元友人のほうが明らかに速くて正確だったのだが、特に疲れているときは遅いうえに大間違いをした。人生設計の話で給与の話や貯蓄の話になっても計算ミスが頻発。
3. 他人への接し方が雑になる
多くの人が述べている精神的な問題が他人への接し方にも表れていると思うのだが、かりかりして攻撃的になったり、他人の気分を害するであろう言動が増えた。
最初は気のせいかと思っていたが、他の友人たちにも同様の言動をしていたため、耐え切れなくなった人から離れていった。
4. 明らかに体を壊している場合でも、休まない
精神的肉体的に何らかのシグナルが出ても休まない*1
職場にはもっとひどい状態で出勤している人(ドクターストップかかってる人)がいたこともあるようだったが、なぜだか休んではいけない、休んだら終わりと思っていて出勤し続ける。
5. その後の影響について
元友人は最初の職場の上司がひどかったため、さらにストレスがかかっていた模様。1から4の項目は最初の職場から見られた*2
転職後は、最初の職場に比べて上司に恵まれ、労働時間も減った。2は改善し、まともに計算ができるようになっていたが、抑うつ診断、また、心無い言動はなくならなかった。
最初の職場にいた間に、自分が周囲の人に迷惑をかけた自覚はあったものの、謝罪等はなく、さらに周囲の人が嫌がるような言動が続いたため、私は縁を切ってしまった。
自分の言動によって相手が気分を害するか、が考えられなくなっていたのかもしれない。一種の判断力の低下の可能性はある。
以上のことはこの元友人と私だけの問題かもしれないが、実録記事ではあまりほかの人への態度がかかれていなかったので指摘してみた。
他人への接し方は、自分ではわからないものだと思うので、参考までに。