自尊心の低さへの対処療法
自尊心を高める方法ってあるんだろうか、と以前の記事で書いた。
自尊心に関していくつかネットの記事を読んでみたり本を読んだりもしたこともあったが、わかったことは一朝一夕で解決する問題ではない、ということだけだった。
なお、こちらは自尊心が低い典型的な例。
すきでもない男の子に告白されることで自分を満たし続けたサークラした人なんだけど、自己肯定の方法がわからないと記事では綴っている*1
私はプロではないので、根本的な解決方法はわからない。
ただし、自尊心の更なる低下を防ぐ方法はある。
自尊心が低い人は、いやなことがあってもはっきりと『やめて』ということができない。NOの意思表示をしない限り、いやなことは続くのでただただストレスをためてしまい、さらに失敗体験として記憶されてしまう。するとただでさえ低い自尊心がさらに低くなってしまう。
さて、どうすればこの負の連鎖を避けられるのだろうか。
はたから見ていて、"この人は自分に自信がない"ことがわかる瞬間があるので、そういうサインを出さないことが肝要だ。
たとえば、ほめられたときに過剰否定しないこと、自分がされたいやなことを言いふらさないこと、だ。
なぜこれが有効か?
世の中には、ヒステリックな人やいじめっ子、性格悪い人がたくさんいる。そして、そういう人たちは攻撃しても大丈夫な人を見つけるのが上手だ。
では、彼らはどうやって攻撃しても大丈夫な人を見つけるのか?もちろん行動や言動から区別するだけだ。
攻撃しても大丈夫な人って誰だ?抵抗しなさそうな、NOがいえない人だ。つまり自尊心がなく、他人を否定できない人たちだ。
自尊心が低い人の見分け方
1、ほめられたときの反応が、過剰否定
自尊心が普通の人と自尊心が低い人とは、ほめられたときに対応が違う。
自尊心が低いわけではない人が謙遜する場合は、「そんなことないですよー」などなど軽く言うだけだが、低い人は本気で否定している。過剰反応である。
謙遜と否定はまったく違うものである。
あと、何かをすすめられたときに、できないと思ったら全力でできないと言う、などもある。たいていの人はあいまいな笑みとともに流したり、ほどほどの反応を示す程度だ。
2、自分が馬鹿にされたり軽んじられたりしたエピソードをことあるごとに話す。
母親に「顔がでかい」とか、「背が高すぎる」とか、容姿や能力についてマイナスなことを言われたことや家庭が男尊女卑で弟と違って誕生日を祝ってもらえなかったなど、いちいち言うのはやめましょう。
その場ではみんな同情してくれますが、それだけです。むしろそういう扱いをされてきた人なんだ、ということが続くと、周りの人もあなたのことを"そういう扱い"することがあります。
いじめっ子体質の人は、いじめに耐性のあるあなたのような人を見つけるのが上手です。
上に書いたことはやらないほうがいい。
これは対処療法でしかないが、嫌がらせをされてさらに自尊心を低くしてしまうのは避けるべきだ。
*1:ただこの人の場合は母親や家族との関係が大きいと認識しているようなので、家族に関してカウンセリングに行くことも選択肢としてみてもよさそう