人は私の鏡

読んだときに、うええと思ってたらいつの間にか炎上していた。

www.moae.jp

炎上の理由は大体togetterであがっているので、今回は書かないことにする。

 

togetter.com

 

その代わりに、昔読んで面白かったインタビューについて書くことにする。

konomanga.jp

 

 

このインタビューでは、「タラレバ娘」ではアラサーの結婚できない友人女性がモデルの女性たちが出てきて、東村さんが日頃彼女たちに言いたくてたまらないツッコミを入れている、ことが明らかになっている。

ツッコミ役は、男性モデルのKEYだったりタラとレバだったりする。

女性じゃなくて"若い男性”あるいは空想キャラクターが言うところが味噌だ。ほどほどにマイルドになるし、相手がかっこいいと反論できない。

 

東村さんいわく、結婚できないアラサー友人は、以下。

彼女たちが言うのは「出会いがない」「イイ男がいない」「結婚したい」この3つだけ。みんなそこそこきれいな都会の女性なんですけど、話してるとツッコミどころ満載なんですよ。ひとことで言えば「いつまでイイ男待ちしてるの?」ってことなんですが。
日頃、彼女たちに言いたくてたまらないツッコミを加えて話したら、編集長が「それ、おもしろいから早く読みたいよ。『海月姫』と同時にでもやっちゃったほうがいいんじゃない?」って言ってくださったんです。

人の欠点や問題をみつけて駄目だしすることはとても簡単だ。ブログ記事を書いていて思ったのも、その気になれば"誰かをこき下ろすこと"はとても簡単にできるということだった。

だから、何度も聞かされた友人の愚痴に対するツッコミが鋭くなり、読者に突き刺さるのはとてもよくわかる。実際、理解できるところも多い。

 

ただ、東村さんはそういう話にうんざりしてしまわないんだろうか、なぜつっこまないんだろうか?と疑問がわいてきた。

インタビューを読んでいくと、その答えがあった。"泣かれちゃうからいわない"

――けっこう女子会には行くんですか?

東村 行きますよ。
私が若い頃はそんな言葉はなかったですけど。最近は若い子たちに「来ませんか?」って言われておごらされるおじさんポジションですけど(笑)。その場ではキツイこと言えないんですよね。泣かれちゃうから……円満に「ああそう」と流してます。そのストレスをマンガにぶつけるというか、タラレバとKEY君に言ってもらってるんだと思います。

 

「その人が何度もその話をするのは、話を聞いてくれる人がいるからだ」と、昔心理カウンセラーの人とお話したときに言われたことがある。

この場合は、女子会で友人や若い子が結婚できない愚痴を言うのは、東村さんのように聞いてくれる人がいるからだ。だから、ストレスがたまるなら、ほかの話を振るなどして話題をそらすと良いそうだ。

でも、東村さんの場合、泣くまで言ってしまうようなので、相手の反応を見てコントロールすることができていないのかもしれない。

 

なんにせよ、ちょっと駄目な話をする人と仲良くしている人も、ベクトルは違えど別の意味でちょっと駄目な人なのではないか